増上寺
浜松町に用事があったので、帰りにちょっと足をのばし、増上寺まで。
芝大門という都心にあるとは思えないくらい、境内は広い。
門をくぐると目の前に本堂がそびえ立つ。その様相は何度見ても重厚感に溢れている。そして背後には東京タワー。
この2つの異色な物体がそれぞれの時代背景を表す。増上寺は、1393年(明徳四年)に開かれ、徳川家の菩提寺として選ばれた後、1598年(慶長三年)に、芝の地に移転。一方、東京タワーは1958年(昭和33年)に完成している。そして写真には写っていないが、平成になってから建てられたホテルやマンションなどのビルも近くに建ち並ぶ。自分自身はその時代をずっと生きてる訳ではないのだが、それらをここでは一緒くたに見られる贅沢さというのか、作ってきた歴史を簡単にまとめてしまったような儚さというのか、なんとも言いがたい不思議な気持ちになる。
実は去年の同じ頃、増上寺を訪れていた。その時は大雨で人ひとりといなかったのだが、今回は天気も良く周りには写生をしている人、外国人観光客、家族や夫婦などで溢れ返っていた。
時間の許す限り、お寺の中で時間を過ごす。このお寺はなにか、感じるものがありそこにいると落ち着く。
来年も何かの締めくくりには訪れようかと思う。
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